ここ数年、生命保険会社や医療保険会社にとって不透明な状況が続いている。業界は野心的なテクノロジー投資で2020年を迎えることを楽観視していたが、COVID-19のパンデミックにより、多くのプロジェクト、特に大規模なシステム現代化・変革の取り組みが遅れた。

中南米の生命・医療保険会社におけるITの優先事項・プロジェクトに関するセレントの10年目を迎える年次調査の目的は、次のことを明らかにすることである。1) 中南米の保険会社のIT投資の推進要因は何か、2) 中南米の保険会社によるIT投資計画のレベルは？、3) 中南米の保険会社による予測IT投資額は?

2022年のセレントの予測は、パンデミックの終息と、その保険会社のIT 投資への影響についての楽観論を反映したものであった。今年の調査では、中南米のほとんどの国のビジネスに悪影響を及ぼしている景気後退、通貨切り下げ、インフレにもかかわらす、生命・医療保険会社はIT投資レベルを維持していることが示唆された。

本調査には、中南米の生命・医療保険会社31 社のIT 責任者であるC レベル幹部23 名にご協力いただいた。調査期間はかなり短かったが、ビジネスの優先順位、IT 予算、投資の優先順位、クラウドの採用、イノベーションとインシュアテックなど、幅広いトピックをカバーしている。