過去40年以上にわたり、Silicon Valley Bank (SVB) は顧客との緊密な関係と業界の専門知識をもちながら、テクノロジーおよびライフサイエンスの分野で圧倒的な市場シェアを築いてきた。しかし2023年3月、同行は米連邦預金保険公社 (FDIC)の公的管理下に入り、ノースカロライナ州を拠点とするFirst Citizens Bank (FCB) に買収されたため、その将来は疑問視されるようになった。
昨年、大手銀行やデジタルネイティブのチャレンジャーバンクは、機会を活用しようと動き出し、イノベーションエコノミーの顧客により良いデジタル顧客体験および幅広い銀行商品とキャッシュマネジメント商品を提供した。
SVBのデジタルチームは、顧客のデジタルバンキングのニーズに対応すべく直感的かつ効率的で便利なソリューションを提供する最新のキャッシュマネジメントプラットフォーム「SVB Go」を設計、開発した。顧客は各ライフステージを経ながら成熟していくが、それにつれニーズも変化していく。SVB Goはこうした顧客のニーズに沿ったバンキングサービスを提供できる。例えばAPIとファイル統合サービスによるイノベーションバンキングエコシステムへのアクセス等である。
セレントは、Silicon Valley BankのSVB Goプラットフォームをモデルバンクアワード2024 キャッシュマネジメントの改革部門に選出した。これは世界中のスタートアップ企業から大企業まで、サポートする各顧客セグメントに応じて顧客体験をカスタマイズするという同行の取り組みを評価した結果である。