新たなテクノロジーとソーシングモデルの胎動
2018/10/28
Eiichiro Yanagawa
日本の証券市場における 次世代テクノロジーの動向
世界中の資本市場で、取引所関係者と市場参加者は、エマージングテクノロジーの評価と適用に取り組んでいる。セレントが先に発表した「世界の取引所CIOサーベイ」(2018年7月)によると、クラウド、AI(人工知能)、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、ブロックチェーンへの取り組み状況は、「適用済み」と「試行段階」を合わせた「取り組み中」の割合で、それぞれ70%以上と高い水準に達している。
日本の資本市場もその歩みを加速している。これまでの「証券決済革命」は15年以上の時間を要した穏やかな進展であった。今日の「金融インフラ革命」は、日本の市場参加者にどのような影響を与えているのか?