日本のデリバティブ市場は、市場デリバティブ、有価証券店頭デリバティブともに、飛躍的な拡大を続けて来ました。既に、新J-GATE(先物・オプション)の稼動(2016年7月)により約定システム面での市場統合を完了し、引き続き、清算インフラの刷新プロジェクトに取り組んでいます。
プロジェクトは、日本証券クリアリング機構(JSCC)の上場派生清算システムを更改し、リスクモニタリングと担保管理機能の拡充を図るもので、2018年2月稼動を予定します。JSCC新清算システムは、その後、上場現物清算、国債清算をあわせ、JSCCの全清算業務に共通な基盤として、全体コストの最適化を目指します。