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アジアの銀行業界ではチャネルの多様化が進み、中でもモバイルバンキングへの注目度が高まっています。同地域の銀行がモバイルバンキングにどのように取り組んでいるのか、また課題はどこにあるのかについて探ります。

アジア金融サービスグループのアナリスト、孔慶順が既刊レポート「アジアにおけるモバイルバンキング: 導入状況、IT投資、そして課題」に基づき、2014年春、セレントがアジアの14か国を対象に実施した、モバイルバンキングに関するオンライン調査の結果を分析します。

モバイルバンキングの導入は進んでいるものの、顧客が積極的に利用する水準にはまだ達していないという事が、今回の調査で明らかになりました。しかし、モバイルバンキングの重要性は高まりつつあるため、今後の成長が期待できるチャネルだといえるでしょう。今後、モバイルバンキングに対するIT投資の増額を検討していると回答した銀行は、全体の75％にのぼりました。

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