REPORT
    18ヶ月ルール:終わりのないプロジェクトを回避する
    16th June 2011


    保険会社はプロジェクト管理に多大な予算を投入しているにもかかわらず、大型プロジェクトの失敗が相次いでいます。そこで、プロジェクト管理の新たなアプローチが求められています。

    セレントの最新レポート「18ヶ月ルール:終わりのないプロジェクトを回避する」は、大型ITプロジェクトが陥りやすい落とし穴を回避する方法を提案しています。

    レポートでは保険業界の過去の大型プロジェクトを検証し、過去に失敗が多発した理由を追及しています。また、実際には成功といえないプロジェクトでも、成功と見なされているケースが多く見られるため、保険会社が何を基準にプロジェクトの成否を判断しているかについても調査しました。

    本レポートでセレントは、プロジェクトを「プログラム」に分解する方法など、大型プロジェクトへの取り組み方法を提案しています。大型プロジェクトは、関連性と相互依存性を持ち、多くの場合並行して進行する複数のプロジェクトの集合体であり、各プロジェクトの期間はすべて18ヶ月以内に設定するのが望ましいと考えられます。

    「多くの保険会社では、プロジェクトが予定期間内に完了し、当初の設定目標を達成すれば、すべて成功と見なす傾向があります」と語るのはセレント保険プラクティスのシニアアナリストで本レポートを執筆したチャド・ハーシュです。「保険会社は、プロジェクトを予定の期間と予算内で完了させることばかりに注力するのではなく、開発したシステムが稼動時点で時代遅れにならないように、プロジェクト期間の短縮を目指す必要があります。」

    レポートでは、プロジェクト管理体制の構築方法や大型プロジェクトをプログラムに分解する方法も示しています。

    本レポートは2図と1表を含む20ページで構成されています。