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B2B取引における電子決済フロンティアの開拓

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2007/01/11

Abstract


企業間(B2B)取引の電子決済への移行は、目立った進展を見せていなかったにもかかわらず、フロンティアは有望で、その開拓に意欲を見せるパイオニアも後を絶ちません。こうした状況を受け、セレントは2012年までにB2B取引の電子決済が市場の半分を占めるようになると予想しています。

セレントは最新レポート「B2B取引における電子決済フロンティアの開拓」で、電子決済への移行を巡るプラス材料とマイナス材料について論じています。前者は、企業において電子決済の採用が広がっていることです。B2B取引における電子決済の普及は拡大しつつあります。2012年までには、取引全体に占める電子決済の割合が過半数を超え、電子決済が主流となるでしょう。一方、マイナス材料は、マニュアルプロセス、レガシーシステム、独自形式、その他の優先課題が障害となり、電子決済の普及ペースが極めて遅いことです。

フロンティアを開拓するためには、銀行、企業、テクノロジープロバイダーなどのパイオニアが協調して取り組むことが求められます。「銀行はこれまで決済システムの開発を主導し、結果的に自分たちのニーズに合うシステムを構築してきましたが、現在は協調的な姿勢をとっています。次世代の決済システムは、企業のニーズを考慮して構築されると同時に、テクノロジープロバイダー、コンソーシアム、決済ネットワークなどの影響を受るでしょう」と述べるのは、セレント銀行プラクティスのマネジャーでレポートを執筆したアレンカ・グリリッシュです。

セレントはパイオニアへの幅広い取材を通じて、彼らの特徴を明らかにし、引き続き電子決済の普及が進むとみられる根拠を示しています。フロンティアを開拓する企業には幾つか共通の特徴があります。まず最大の特徴は変化を求めている点で、次にマニュアルプロセスや紙ベースの小切手によって生じる業務/財務レベルの課題解決を目指していること、第三にコストセンターを収益源に変えたい意向があることです。「電子決済の普及を巡る議論は、企業がどのような変化を求めているかを知るところから始める必要があります。その中には、テクノロジーだけでなく、組織やプロセスに関する変化も含まれます」とグリリッシュは指摘しています。

先進的な銀行は、①テクノロジーの見直しによるコスト削減、②革新的な付加価値サービスによる収益の向上、③全社規模のインフラ投資や部門間の交流を阻害する縦割り組織の解体、という3つの困難な道を切り開いています。「グローバル銀行のうち、規模を維持しつつ最終的に革新者として成功を収めるのは、半数程度とみられます。国内では、限られたごく一握りの銀行が、単なる取引処理を超えた大きな付加価値を生み出すことで他をリードするでしょう」とグリリッシュは結論付けています。

本レポートは25図と3表を含む全54ページで構成されています。