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保険業界のソフトウェア導入動向: 2001-2003年(生命保険・医療保険)

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2004/02/10

Abstract


セレントの最新レポートは、2001年から2003年にかけて行なわれた860件を超える保険会社のソフトウェアの導入について独自調査した結果をまとめたものです。


保険会社があるソフトウェアを採用することが発表されると、業界紙やベンダーのウェブサイトに掲載されますが、業界関係者からはすぐに忘れられてしまうのが常となっています。保険業界向けソフトウェアの導入実績の記録を1つにまとめる情報ソースが存在しないため、市場アナリスト、営業担当者、ソフトウェア購入者はそれぞれ、散在する情報ソースや個人的な会話、不確実な記憶などをもとに市場トレンドの再構築を試みるしかないのが現状です。セレントは最新レポートで、2001年初めから2003年上半期までに行なわれた保険会社向けソフトウェア売買取引の実績データを分析しています。

レポートでは860件を超える保険会社のソフトウェア導入について分析していますが、このうち454件は生命保険・医療保険会社向け、406件が損害保険会社向けとなっています。取引に関するデータは、公的情報ソースおよび数百にのぼるソフトウェアベンダーに対する調査から収集したものです。

「今回の調査結果は導入実績の全てを網羅している訳ではありませんが、保険会社のソフトウェア採用パターンがうかがえる過去に例をみない広範なデータの集積であるといえるでしょう」と、セレント保険グループのマネージャーで本レポートの共著者でもあるマシュ―・ジョセフォウィッツは述べています。

「レポートで示したデータは、保険業界におけるベンダー製ソフトウェアの採用動向に関する議論を裏付けるための定量指標と捉えることができます。」レポートの共著者でシニアアナリストのクレイグ・ウェーバーはこう付け加えています。

本レポートの主な分析結果は以下のとおりです。

• 保険業界向けソフトウェア市場では、多くの分野においてベンダーの細分化がみられる。ある分野の新規採用を数社が独占しているケースはほとんどなかった。

• 中小規模の保険会社は頻繁にソフトウェアを購入している。今回の調査対象となった導入実績のうち3分の1は小規模損害保険会社(年間保険料収入が1億ドル未満)によるものだった。

• 中小規模の生命・医療保険会社は、保険契約管理システム、代理店用エクストラネットをはじめ、先進的なプロジェクトへの投資が目立った。

• 大手損保会社では、保険金請求および保険金請求訴訟の管理システムに対する投資が最も多い。

• EIM*/賠償金管理システムやオンラインによるセルフサービスシステムへの投資を活発に行なっているのは大手生保のみである。

本レポートでは、保健分野のソフトウェアを①基幹システム、②販売、③インフラ、④文書・コンテンツ管理の4つの大きなカテゴリーに分類しています。カテゴリー別に、特定の業務機能、保険会社の規模、契約の締結日といった項目ごとに取引内容を分析しています。また、可能な限り、各カテゴリーの主要ベンダーを具体的に示しています。

レポートは損害保険と生命・医療保険の分野別に2つのエディションが発行されており、それぞれにデータ分析結果を示す15以上の図表が掲載されています。

*EIM = エンタープライズインセンティブ・マネジメント