概要
モデルリスクマネジャー・アワードは、金融&業務リスク管理、クロスリスク管理、金融犯罪リスク管理に欠かせない幅広い分野における卓越したテクノロジー活用事例を表彰します。
モデルリスクマネジャー・アワードの募集カテゴリーは下記に示した3つとなります。金融リスクや業務リスクに関する機能であれば、どんなイニシアチブでも応募可能です。なお、各カテゴリーにおいて複数の受賞者が出る可能性もあります。
セレント・モデルアワード2026は現在応募受付中。応募締切は2026年1月30日です。
応募書類を提出する前に、「よくある質問」をよくお読みください。ご不明な点がございましたら、ご遠慮なく modelriskmanager@celent.comまでお問い合わせください。
募集カテゴリーおよび受賞企業
データ、アナリティクス、AI
今や、情報源としてリスク管理に欠かせないデータ。これまで未使用であった社内データや社外データソース、デバイスから入手するデータ、データを解釈するための新しい技術などが、リスク管理の幅を広げています。このカテゴリーでは、下記の点が評価の焦点となります。
- リスク管理のための新規または代替のデータソース
- 人工知能、機械学習、自然言語処理 (NLP)、自然言語生成 (NLG) などのデータ分析技術
- ビッグデータ分析ツール/ プロセス/インフラ
- ビジュアルアナリティクス
デジタルと新興テクノロジー
「ヒトとヒトの交流」から「ヒトとマシンの交流」「マシン同士の交流」へと変わってきたデジタルトランスフォーメーション。効率的なリスク管理には、異なる部署間やサイロ化したビジネスライン、業務プロセスの統合と調和を図ることが重要です。このカテゴリーでは、下記の点が評価基準となります。
- 自動化とロボティック・プロセス・オートメーション (RPA)
- クラウド
- 最新のAPI
- オープンプラットフォーム
- ブロックチェーンと分散型台帳技術 (DLT)
レガシーとエコシステムの変革 リスク管理を実施する企業には通常下位互換性が求められており、そのために、レガシーテクノロジーがイノベーションを妨げているケースが多くなっています。リスク管理者は近代化だけでなく、社内システムを変革し、社内ユーザーや利害関係者、顧客や取引先、規制当局との関わり方を変革する必要があります。このテーマでは、以下のようなシステムのリプレースメントやトランスフォーメーションに関連するプロジェクトを評価します。
- 金融犯罪 – 不正行為、AML、取引監視
- 金融リスク管理
- GRCおよび統合リスク管理
- サイバーセキュリティ
リスク管理機能の例
下記は、リスク管理機能の一部を示した一覧です。あくまでも一部の例であり、すべての機能をカバーしているわけではありません。
金融リスク管理:
- 投資ポートフォリオおよびリスク分析
- 市場リスク
- 信用リスク など
業務リスク管理:
- ガバナンス、リスク、およびコンプライアンス (GRC)
- 企業リスク管理 (ERM)
- サードパーティリスク
- ITリスク
- 規制の変更管理 など
Enterprise Risk
- 全社的なストレステスト
- 規制当局への報告 など
金融犯罪リスク管理:
- 不正行為
- マネーロンダリング防止 (AML) と顧客確認 (KYC)
- 取引とコミュニケーションの監視 など
- サイバーセキュリティ

