セレントの最新レポートでは、生命保険/医療保険/年金向け保険契約管理システムの調査対象ベンダーを、これまでの調査から拡大し10社以上としました。このベンダーに関する最新情報を織り込んで詳しく分析・比較し、また、それ以外にも10社余りのシステムについて簡単に紹介しています。

注: このレポートの発行時点では一部のベンダーからプロフィールが入手できていなかったため、内容にはデータが欠落している部分があります。全てのプロフィールが出揃う予定となっている6月8日付で、それらを掲載した改訂版レポートを発行します。

セレントの最新レポート「2007年 生命保険/医療保険/年金契約管理システムベンダー」は、この市場の主要プレイヤーに関する包括的なデータを提供しています。同レポートは、保険会社が自社のニーズに最適なベンダーを選別する際に大幅に時間を節約できるよう意図して書かれたもので、調査結果をまとめた100ページ以上に及ぶ付属資料も作成しています。

「生命保険/医療保険分野の保険契約管理システム（PAS）市場に、ようやく動きが見られるようになってきました」と、セレントの保険プラクティスのシニアアナリストでレポートの主要執筆者であるチャド・ハーシュは述べています。「変化の背景には、ここ数年で市場に多数の新システムが投入されたこと、一部の老舗ベンダーが業界再編を進めていることなどがあります。さらに、今後も内外のベンダーが多数の最新システムの発売を予定していることから、生命保険/医療保険/年金向けPAS市場は大幅な回復に向かうでしょう。」

レポートに掲載した各ベンダーソリューションの詳細なプロフィールには、次のような情報が含まれています。

• 会社および組織の詳細
• 顧客基盤と照会に対するフィードバック
• システムの機能（サポート対象となる業務部門と主要機能）
• ユーザビリティ
• 導入期間とコスト

レポートでは、セレントの独自ツール「ABCDベンダービュー」を使ってベンダーを評価しています。これは単純な四象限図とは対照的に、①テクノロジーの先進性と柔軟性、②機能の幅、③顧客基盤、④顧客サービスの充実度という4つの要素に基づき、各ベンダーの市場における相対的な位置付けを示すものです。ABCDベンダービューは極めて複雑な市場の状況を簡単に図表化したもので、概要を一目で把握できるというメリットがあるものの、プロフィールの詳細な情報の代替となるものではありません。四象限図とは異なり、右上に位置するソリューションが必ずしも最善であるとは限りません。保険契約管理のように複雑かつ特異な分野においては、あらゆるケースで「最善」と呼べるような唯一のソリューションは存在しないからです。なおABCDベンダービューは、参照データや詳細な情報を提供したベンダーのみを対象にしています。加えてレポートには、開示情報が少ないベンダーやABCDベンダービューによる分析対象の基準を満たさないベンダーについても部分的にデータを掲載しています。