同社は全米で事業展開する大規模なオンライン金融サービス業者で、社内開発およびカスタマイズ化したサードパーティのPOSシステム、ローン・オリジネーション・システム（LOS）、ホームエクイティローン・オリジネーションのためのeCLosingソリューションを使って、オンライン住宅ローン・プラットフォームを構築した。
住宅ローン・オリジネーション・システムの置換プロジェクトは、多額のコストがかかることが多い。LOSの全面的な置換プロジェクトは、コアバンキング・システム（CBS）を置換する場合と似たような複雑さと高コストを伴うが、ワークフローやデジタル文書管理システムの要件はCBSに比べて一段と複雑である。
本レポートでは、全米で事業展開する大規模なオンライン融資サービス業者がフィンテックと提携することなく、自力でオンラインによる顧客エンゲージメントチャネルの構築と既存の住宅ローンシステムの全面的な置換を進めたほか、2019年に競争上の優位に立った最先端のeClosingシステムを導入し、さらにポストコロナを見据えた次世代型eClosingプラットフォームを開発した過程を紹介する。
