本稿は、コーポレートバンキングが3つの側面で優れた成果を上げる方法について考察します。日本の銀行業界における、レガシー&エコシステムマイグレーションとイノベーション、エマージングテクノロジーの可能性をレポートする「デジタルトランスフォーメーション」シリーズの第5弾です。
- トランザクションバンキングの成長要因
- SME(中小企業)バンキングの事業機会と脅威
- コネクテッド・コーポレートバンキングへの進化の道筋
全世界で1兆ドル近くの収益プール(ペイメント&キャッシュマネジメントサービス、貿易金融、貸出による収益の合計、Oliver Wymanによる試算)を堅持し、新たな市場に攻め込むためには、銀行は企業財務スタッフと銀行のリレーションシップ・マネージャ(RM)との間の顧客経験を豊かにする必要があります。行員にデータ分析ツールを提供し、アジャイル配信モデルを採用し、セルフサービスソリューションを使用してクライアントとのコラボレーションを改善することも急務でしょう。デザイン思考アプローチを採用し、先駆的なソリューションプロバイダーと提携することにより、コーポレートバンキング全体の組織体制を強化することも大切です。
コネクテッド・コーポレートバンキングへ ー 次のレベルに到達するためのステップ

