最近明らかになった主要銀行を巻き込んだマネーロンダリングの事例は、金融犯罪コンプライアンス(FCC)業務の難しさと手ぬるい管理による深刻な結果の、最新且つ明白な例である。

従って、今年のSibosで金融犯罪コンプライアンスが再び主要テーマとなったことは驚きではなかった。Sibosでは、FCCにおいて増え続ける銀行の課題だけでなく、業界フォーラム等により促進可能な業界の対話、連携、および知識共有の必要性も取り上げられている。

このレポートでは、制裁措置、マネーロンダリング、テロリストの資金調達、詐欺行為を含む様々な切り口からのFCCと、それらのFCCをやり遂げて成功を手にする方法について考察している。