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欧州資産運用業界の構造シフト:マルチ・ブティック型運用の台頭

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2010/11/19

Abstract


金融危機と株式市場の低迷を受け、資産運用業界の構造シフトを促す変化が加速しています。

セレントは、欧州の資産運用業界でマルチ・ブティック型運用オペレーティングモデルが主流になりつつある動きを考察しました。既にこのモデルを採用している資産運用会社は全体の約28%に上り、その動きはさらに広がる見通しです。マルチ・ブティック型運用を行っている欧州の運用会社の資産残高は平均1,500億ユーロ(約17兆円)で、大手運用会社(統合型プロデューサー)の平均3,000億ユーロ(約34兆円)には遠く及びません。しかし、マルチ・ブティック型は今後急速に運用資産残高を伸ばすでしょう。

出典:セレント

「資産運用業界では、大規模な再編が始まっています。金融危機で中小プレーヤーが大きな打撃を受けているからです。マルチ・ブティック型運用は投資チーム内における起業家精神を醸成させ、投資決定判断へと促し、同時にあらゆる補助的機能を提供する大手プレーヤーの支援も得られることから、現在の状況に適したモデルといえるでしょう」とセレントのアナリストでレポートの共同執筆者であるムラディハール・ダザールは述べています。

「運用会社やマルチ・ブティック型運用にとって、今後カギを握るのは規制の動向でしょう。規制が強化されれば、マルチ・ブティック型運用は厳しい環境に置かれる可能性があり、業界がさらに混乱しかねません」とシニアアナリストで共同執筆者のアンシュマン・ジャスワルは述べています。

このレポートは13図と4表を含む30ページで構成されています。


注)ドルから日本円への換算レートは、2010年10月31日の仲値(三菱東京UFJ銀行公表による)を参照。