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保険エージェント向け複数料率見積りソリューション

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2020/12/20

プラットフォーム、取引所および保険料率比較ソリューション:入門編

Abstract

経済的な圧迫感が高まるなか、保険の加入者は保険料に対してより敏感になりつつある。保険加入が義務づけられている業種もあるが、加入者は他の選択肢がないかどうか確認してから最終的に決定したいと考えている。セレントが中小企業の保険担当者を対象に行った最近の調査によると、加入する保険を選定する際の最も重要な要素は保険料であり、現在の保険加入手続きで最も不満に感じている点として他の商品との比較・見積もりができないことを挙げている。

保険料の安い商品であっても、顧客がエージェントに複数の商品の見積もり保険料を取るよう依頼するケースが増えている。だが保険料が安い商品の場合、見積もり手続きに時間をかけすぎると、エージェントは自分たちの利益を確保するのが難しくなる。そこで個人向け商品で複数の見積もりをとる場合には、料率比較ソリューションが広く使われている。そうしたソフトウェアを使うことで、エージェントは1度データを入力するだけで複数の保険会社から複数の見積もりをとることができる。料率比較ソリューションは、個人向け自動車保険(標準的な商品ラインであるため、類似商品の保険料を表示しやすい)の分野で長年使われてきた。つい最近まで、企業向け商品で複数の見積もりを取るための方法は、複数の保険会社のポータルにデータを入力するか、複数の保険会社にアプリケーションを送って質問やワークフローを継続的に管理するしかなかった。

企業向け保険商品の料率比較ソリューションが使われるようになったのは比較的最近である。企業向け商品での利用があまり広がらない理由として、保険支払額の上限や控除免責金額といった契約条件が広範に及んでいる、詳細な顧客の志向がわからない、保険会社によって保険適用範囲や裏書条項が異なることなどが挙げられる。そのため、類似商品の料率を計算するのは簡単ではないが、市場は変化しつつある。この分野の新規参入組の中には企業向け商品に特化しているプロバイダーが多いほか、これまで個人向け商品に注力していたプロバイダーの一部も対応分野を企業向け商品にも広げ始めている。

さらに、新規参入組の中にはプラットフォームや取引所といった新たなタイプのプロバイダーもみられる。これらの企業はリテール担当エージェントに複数の料率見積り額を提供しているが(料率比較ソリューションと同様に)、それにはその他の幅広いワークフローやマーケティングツールも含まれることが多いため、エージェントは法的拘束力のある契約手続きの過程で見積もりをとり、通常ではアクセスできない新たな市場を活用することができる。一部のプラットフォームは、総代理店(MGA)独自のプラットフォームによって提供されている。

これらのソリューションを通じてエージェントに正確な料率を提供するためには、保険会社の参加も必要になる。だが選択肢が増えるなか、保険会社は参加する商品をどのように選べばよいのだろうか。料率見積もりソリューションの入門編となる本レポートでは、複数の選択肢の違いとそれらの一般的な機能について説明する。また、保険会社が参加するソリューションを選ぶ際に注目すべき特性を挙げ、損害保険市場の有力プロバイダー15社を紹介する。

本レポートで取り上げたプロバイダー:Applied Systems: Applied Rater; Appulate: Carrier Connect; Bolt: bolt; ClarionDoor: MGA Hub; Cogitate Technology Solutions: Cogitate Rater; Dovetail Insurance: Dovetail for Agents; IBQ systems: Comparative Insurance Rater; ITC: TurboRater; LexisNexis: InsurQuote; Quantum Integrated Systems: Agent Direct Express; Semsee: Semsee; Talage: Talage Wheelhouse; Tarmika: Tarmika Bridge; Vertafore: Commercial Submissions: Vertafore: PLRater.