REPORT
    アドバイザー・テクノロジーによるビジネスの変革
    12th November 2015


    セレントが米国の銀行、プライベートバンク、証券会社、登録投資顧問業者(RIA)、証券保管機関を対象に、今後12~18カ月の市場トレンドや、テクノロジー投資対象分野を調査した結果を分析し、差別化や効率化へのヒントを示します。

    KEY RESEARCH QUESTIONS
    1各社のアドバイザーのテクノロジー導入状況は?

    2

    アドバイザー・テクノロジー分野の最先端の次世代ツールはどのようなものか?
    3

    次世代のアドバイザー・テクノロジーの構成要素となるのは何か?どのようなアプローチか?

    調査結果の主な内容は以下の通りです。

    • フロントオフィスやアドバイザー教育に関するテクノロジーの改善を目指して、さまざまな事業戦略に投資している
    • ユーザーエクスペリエンスを実現するためには、シンプルである、操作が容易である、単一ポータルで多数のソリューションと統合できる、といった特徴が特に重要である
    • アドバイザーは大半の時間を既存顧客の管理、顧客とのミーティング、新規顧客の探求に費やしている
    • アドバイザーに最も利用されているテクノロジーツールはCRMシステムで、提案・モデリングツール、ウェルスマネジメント・プラットフォーム、モバイルアクセスと続く
    • 大半の企業は投資家やアドバイザーにモバイル機能を提供しており、その内容はターゲットにする顧客層にあわせている
    • 次世代の投資家に対応するためにテクノロジーツールを活用しようとしている
    • 既存のサービスモデルを補完するものとして、あるいは従来と一線を画すサービスやアクセスを提供する手段として、ロボアドバイザー・モデルの採用を進めている
    • オンライン、ソーシャル、モバイルチャネルそれぞれについてのデジタル戦略を進化させている

    セレントのウェルスマネジメント・プラクティスのリサーチ・ディレクターで本レポートを執筆したイザベラ・フォンセカは、「アドバイザーがサービスモデルを強化したり、様々な世代の顧客との関係構築、顧客とのコラボレーションを促進したりするためには、テクノロジーが必要不可欠です。企業ごとにビジネスモデルや顧客投資家のニーズは異なり、それが各社の導入ペースに表れています」と述べています。