レガシー・モダナイゼーションパネル:何故現代化すべきなのか?
2019/07/17
Eiichiro Yanagawa
第8回 東京金融情報&技術サミットを振り返り:Part 2
東京金融情報&技術サミットは、金融機関のIT、データおよび営業担当エグゼクティブが一堂に会する、日本では唯一のイベントである。本年の会議アジェンダは以下の重要テーマを含み、ITおよびデータ管理を担当するエグゼクティブ、ソートリーダーをパネリストに迎え、日本の金融業界の未来を形づくる主要な技術の動向について議論した。
- 金融機関のCIOはいかにして技術革新を実践し、成長戦略を実現するか?
- 大手金融機関による人工知能(AI)や機械学習(ML)、非構造化データのユースケースは?
- 日本のポスト・トレード業務の変遷と将来の展望:市場構造、規制状況、ビジネスモデルの変化に適応するイニシアチブは?
- 金融機関のレガシー・モダナイゼーションの現状は?何故現代化に取り組むか?
- 日本の金融機関におけるマネーロンダリング防止/ テロ資金供与防止(AML/ CTF)のトレンドとは?
- 資産運用の未来:ウェアラブルテクノロジーや生体データの活用は?
- フィンテック・ブームを超えて、次世代テクノロジーの実装とイノベーションの実現に向けた取り組みは?
セレントは、3つのパネルディスカッションにおいてモデレーターを務めた。
レガシー・モダナイゼーションパネル - 何故現代化すべきなのか?
パネリスト
- 市岡 真之 氏|ゴールドマン・サックス証券株式会社業務部 部長
- 黒田 蓮 氏|みずほ証券株式会社 グローバルマーケッツ部門 日本エクイティCOO
- ジェームス・マーズデン 氏|ブロードリッジ・ジャパン マネージング ディレクター アジア戦略・営業開発
このレガシー・モダナイゼーションパネルは、東京市場で活躍する3人のソートリーダーを迎え、日本の金融機関におけるテクノロジーの現代化、特に基幹システムを維持・管理、そして発展させる上での、システム部門、業務部門のイニシアチブに関してその可能性/ 取り組み/ 課題について議論した。
パネルトピックス
- 日本の金融機関におけるレガシーシステムの現状は?
- レガシーシステムのリスク管理、保守と維持管理にかかるコスト課題は?
- レガシーな基幹システムの技術と、デジタルなクライアントエコシステムとのギャップは?
- フィンテックの導入とデジタル化されたシステム環境の進展が、レガシー・アーキテクチャに与える影響は?
- コアシステムの現代化を後押しする原動力は何か?レガシー現代化のビジネスケースは?そのドライバーとリスクは?