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ETF離陸準備完了:ではETFはミューチュアル・ファンド市場に追いつけるのだろうか?

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2006/06/19

Abstract


株価指数連動型上場投資信託(ETF)の市場規模は、2010年までに1兆9,500億米ドル(約219兆円)に達するでしょう。

ETF市場は、そこに資金投入する投資家の多様化と商品レンジの拡大によって、さらに成長を続けていくでしょう。セレントは、最新レポート「ETF離陸準備完了:ではETFはミューチュアル・ファンドに追いつけるのだろうか?」において、ETFの市場規模は今後5年間年平均伸び率33%で拡大し、現在の4,692億米ドル(約52兆7,000億円)から2010年には1兆9,500万ドル(約219兆円)に達するだろうと予測しています。

「ETFは、市場参加者の多様化に伴って、急速な成長を遂げています」とセレントのシニアアナリストで本レポートの執筆者であるデニース・バレンタインは述べています。「ETFを組み合わせてコアポートフォリオの分散を図ったり、さらに小型株やコモディティといったセグメントに分散投資するためにこれらを組み入れることもできます。また、戦術的アセット・アロケーション、税務管理、トランジション・マネジメント、あるいは短期売買というような戦略的な手段としてETFを利用するケースも考えられます。」

当面はETFがミューチュアル・ファンド市場をかく乱するような事態は起きそうにないものの(ETF市場規模は、9兆5,000億ドル(約1,070兆円)に上る米国ミューチュアル・ファンド市場の3.5%に相当する程度です)、その足がかりは掴んでいます。

なぜ、ETFのこの急激な勢力拡大は起きているのでしょうか。その理由としては、提供される商品の増加とETFを様々な用途で利用する多種多様な投資家からの需要が挙げられます。リテールチャネルにおいては、伝統的商品のパフォーマンス低下に失望させられていますが、多様な投資戦略をとれる低コスト商品で利益を上げています。一方、機関投資家やヘッジファンドは、アクティブな取引戦略やポートフォリオの移管において、ETFを利用して、現金を「株式化」すること(株式投資に振り向ける)やリターンの向上を図っており、このような場合、投資家は新たな運用会社に資金をシフトしています。

ETFの人気上昇と発行主体の多様化に伴って、市場競争は興味深い展開をみせるでしょう。ETF の発行市場は、豊富な資産を持つグローバルプレイヤーの参入で活性化しています。ETFにおける代表的なグローバルプレイヤーは、米国勢ではバークレイズ・グローバル・アドバイザーズ(BGI)、ステートストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)です。また、欧州ではINDEXCHANGEやLyxor Asset Managementが、アジアでは野村アセットマネジメントや日興アセットマネジメントがそれぞれの市場をリードしています。リテール向け商品としては、昨年、全米や一地域を拠点とするブローカー・ディーラーや銀行がSMA(セパレートリー・マネージド・アカウント)用のETFプログラムを取り扱い始めました。A.G. Edwards、チャールズ・シュワブ、フィデリティ、IXIS Asset Management Advisors、レイモンド・ジェームス、TDアメリトレードなどは、いずれもこうしたプログラムを提供しています。

現在、BGI、SSGA、Nasdaq Global Funds、野村、INDEXCHANGE、Lyxor、Vanguardの7社のファンドで世界のETF残高の90%を占めています。ただ、金融業界の再編が進む中で、各社残高の内訳は今後変化する可能性があります。

本レポートは16図と7表を含む全33ページで構成されています。

注)米ドルから日本円への換算レートは、2006年5月31日の仲値(三菱東京UFJ銀行公表による)を参照。