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中国のコーポレートバンキング市場への参入機会

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2009/01/20

Abstract


中国の銀行業界ではコーポレートバンキング事業が収入全体の53%、利益全体の62%を占めています。2004年から2007年にかけてホールセール業務は年率22%のペースで拡大し、2008~2010年も24%前後の伸びを維持する見通しです。


中国の銀行業界では、現在ホールセールバンキングサービスが主流です。しかし、リテールバンキングサービスの急速な発展を背景に、ホールセール業務は前年比で減少傾向にあります。リテール業務は中国のバンキングサービス全体の30%を占めており、現在の伸び率が続けば今後5年以内にホールセール業務を追い抜くものとみられます。

中国における法人向け融資の伸び率は高くないものの、ホールセールバンキング事業に占める割合は引き続き高水準にあります。2002〜2007年の融資残高の伸び率は13%となっています。法人向け融資は、中小企業向けを中心に高リスク・高リターンな商品の比重が増える傾向が強まっており、新たな融資商品も急増しています。

一方、ホールセールバンキング事業に占める手数料ビジネスの割合は極めて低いながらも、ここにきて急拡大をみせています。最も急速に伸びているのはキャッシュマネジメント(伸び率は多くの銀行が200%、中国工商銀行が135%)、国際決済(2003〜2007年の伸び率は年率33%)、法人顧客向け融資(2005〜2007年の伸び率は213%で2008年の残高は6,484億元)といった分野です。

中国の銀行業界に参入している金融機関のうち外資系金融機関、ファイナンス・リース会社、地方の貯蓄貸付組合は最も急速にその数を増やしており、伸び率はそれぞれ107%、66.7%、41.25%を記録しています。

「外資系銀行が中国に参入する際の最も一般的な方法は①中国での支店開設②中国系銀行の株式取得③中国系銀行との業務提携―となっています」と述べるのはセレントのアナリストでレポート執筆者のフア・ジャンです。

本レポートは5表と35図を含む全60ページで構成されています。