中南米のマクロ経済は2年前に我々がレポートを出した時点から殆ど改善していない。そのため保険会社は、過去2年間と同じペースで基幹システムのアップデートおよびモダナイゼーションを続けてきた。
基幹システムのモダナイゼーションが意味することは、今後の事業運営を成功に導く経営判断を支えるプラットフォームの構築である。豊富なデータを処理でき、かつコンフィギュレーションが可能な最新の保険契約管理システムという強固な基盤がなければ、イノベーションを成功させることは難しい。
本レポートは、中南米の生命保険会社向けの保険契約管理システム(PAS)を評価分析するセレント隔年レポートの第7弾である。今回は、同地域で利用できる15のPASを取り上げる。
