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インド証券取引市場

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2007/09/19

Abstract


インド証券取引市場の成長は海外機関投資家によるところが大きく、引続き同市場は世界の投資家の注目を集めることでしょう。

過去わずか5年間で、インド証券取引市場は原始的ともいえる取引インフラから世界の先進市場に匹敵する近代的な証券取引市場へと変貌しました。現在インドの2大証券取引所は①株式売買高、②優れたトレーディングおよびテクノロジーインフラ、③広範な市場参加者層、④市場のペーパーレス化、⑤ストレートスルー・プロセッシングによるT+2決済、などの点で世界の株式市場のうちそれぞれ3位と7位にランクされています。

セレントは最新レポート「インド証券取引市場」でその成長について検証し、同市場が世界のトッププレイヤーに仲間入りする過程においてテクノロジーが果たした役割を分析しました。インド市場はリターンの高さと国際的で幅広い市場参加者層で世界の投資業界の注目を集めており、過去4年間常に年率30%を超えるリターンを上げ、世界の多くの市場をしのぐ勢いです。市場全体の時価総額は1兆米ドルを超えており、2008年末には1兆4,000億米ドルに達する見通しです。

ここ数年でインド市場への投資に特に注力しているのは海外の機関投資家で、その半数以上は米国または英国を拠点としています。

「インド経済および企業セクターの急成長とグローバル化に加え、法規制が投資家に有利であること、また、効率的な電子取引システムが海外の機関投資家を引き付ける要因となっています」とシニアアナリストでレポート執筆者のサンディープ・へバーは述べています。

本レポートは26図と2表を含む32ページで構成されています。