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世界の銀行業界のIT投資動向

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2012/01/19

Abstract


北米、欧州、アジア太平洋の銀行業界全体のIT投資は、2012年には1,733億米ドルに成長すると予測されます。これは2011年比で約2.8%の増加です。IT投資の伸び率がわずかながら減少傾向にあることを示しています。

セレントの最新レポート「世界の銀行業界のIT投資動向」は、北米、欧州、アジア太平洋といった地域におけるIT投資の動向を分析しています。このレポートでは、各地域のIT投資動向の方向性を比較・対照しました。

IT投資の成長に主に貢献するのはアジア太平洋の銀行で、2012年には投資額が6.0%増の594億米ドルになると見込まれます。2013年に入っても成長は続き、投資額は623億米ドルに到達するでしょう。北米、特に米国では、あまり芳しくはないと思われます。北米における銀行の2012年の投資額は547億米ドル、成長率はわずか2.4%にとどまるでしょう。これらの数字は徐々に上昇して、2013年には2.9%増の563億米ドルになると思われます。欧州の銀行業界はさらに困難な状況に陥っており、IT投資額はほとんど、もしくはまったく増加しないと思われます。2012年における欧州の銀行業界のIT投資額は0.3%増の592億米ドルとなるでしょう。また2013年中も横ばいが続き、わずか0.4%増の595億米ドルと予想されます。

「IT投資に関して言えば、今後数年は厳しい状態が続きそうです。しかし、わずかながら好転の兆しが見えてきたことは明るい材料です。3地域を総合したIT投資額は2013年には3.1%増、2014年には3.4%増になると見込まれます」とセレント銀行グループのシニアアナリストでレポートの共同執筆者であるジェイコブ・イエーガーは述べています。