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日本におけるバンカシュアランス: 欧州および米国の教訓

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2008/02/29

Abstract


(このレポートは2008年2月29日に"Bancassurance in Japan: Lessons from Europe and the US"というタイトルで英文で発表しましたが、和訳版を2008年3月11日に発行しました。)

日 本のバンカシュアランス(銀行での保険窓販)をめぐる規制緩和は、停滞が続く保険市場に多くのビジネス機会をもたらしています。2012年には、銀行での 保険窓販が新規顧客向け売上高に占める割合は生命保険商品で20~25%、個人向け損害保険商品で5~15%、年金商品では約80%に達するとみられま す。しかし今後の道のりは必ずしも平坦なものではなく、人材、プロセスおよびテクノロジーへの多額の投資が求められるでしょう。

日本におけるバンカシュアランス市場の解禁は、ここ数年で日本の保険市場に最も大きな影響を及ぼした変化の1つといえるでしょう。セレントの最新レポート「日本におけるバンカシュアランス:欧州および米国の教訓」 は、日本の生保・損保業界を海外の成熟市場と比較しながら検証し、その成功の決め手となる要因を分析しています。

保 険窓販の可能性を見極めたいと考える保険会社にとって、世界の実例はよい参考となるでしょう。欧州では、規制環境によるサポート、発達した銀行ネットワー ク、シンプルな金融商品、取引銀行担当者との良好な関係などを背景に、バンカシュアランスは成功を収めています。一方、米国では、商品を販売するためにど れだけの規模のサポート体制が必要かを把握しないまま高収益商品の販売を目指したため、期待通りの成果が得られていません。日本市場は、欧州と米国の両方 の金融環境に共通する特徴を持っています。

「日本の保険会社はここ数年、販売サイクルの自動化に向けて代理店向けエクストラネットやその他のシステムの導入を進めてきました。保険会社はその過程 で、販売コストを削減しつつ利益率を最大化するためにどのようなシステムが有効であるかを体得してきました」と、レポートの共同執筆者でセレント保険プラ クティスのシニアアナリストでもあるキャサリン・スタッグ・マーシーは述べています。

「日本のバンカシュアランスが全面解禁された今、個人年金保険の窓販の成功は保険市場の将来の発展に向けた明るい材料となるでしょう」と述べるのは、レポートの共同執筆者でアジアリサーチ・グループのマネージングディレクターのニール・カタコフです。

本レポートでは、日本市場の構造に対する考察と欧州および米国でのバンカシュアランスの経験を踏まえた上で、日本の今後のバンカシュアランス市場の成長性 を分析しています。また、①日本のバンカシュアランス市場は数年後にどうなっているか、②銀行窓販という新たなチャネルで競争力を確保するために保険会社 がとるべきベストプラクティスは何か、という点について検証しています。

本レポートは4表と13図を含む23ページで構成されています。