米国の金融業界に、大きな変化の波が打ち寄せています。この変化の波への対応こそが、銀行にとっての差別化要因であり、勝負の分かれ目になります。

メディアでは、決済市場の規模の拡大や、現金や小切手から電子決済への移行が大きく語られています。好景気の時代、企業や人々は支出を増やし、それにつれて決済件数も増加します。そして不景気になると、決済額は小さくなる・・・が、決済件数自体は増えたまま、ということもよくある話です。
しかしながら、米国銀行市場を襲う変化の波に対応し、競争力を維持するためには、銀行は自行の事業戦略とITインフラを再考せざるを得ません。決済が進化しコモディティ化していくなか、今後を見据えてインフラの刷新やアップデートに取り組む際には、銀行はこれまでよりも幅広い手法や選択肢を考慮しなければなりません。
