資本市場/ 金融市場テクノロジーの未来形を議論する
2022/07/28
Eiichiro Yanagawa
東京金融情報/ テクノロジーサミットを振り返り:基調講演資料
Abstract
東京金融情報/ テクノロジーサミットは、金融機関のIT、データおよび営業担当エグゼクティブが一堂に会する、日本では唯一のイベントである。本年の会議アジェンダは以下の重要テーマを含み、ITおよびデータ管理を担当するエグゼクティブ、ソートリーダーをパネリストに迎え、データとテクノロジーが革新する日本の金融業界の未来を議論した。
- テクノロジーリーダーのスポットライト:ITとビジネスのグローバルトレンドとユースケース
- データリーダーのスポットライト:バイサイドのデータ・アナリティクスとAI/ ML
- 投資家のスポットライト:投資意思決定とプロセスの自動化
- トレーディング・パネル:オペレーションのアルファの創出―変化への対応力とコスト効率を両立するには?
- リモートワークと新しいオペレーションモデル
- テクノロジーのクラウド移行:レガシーシステムの何を継続すべきか?
セレントは、4つのパネルディスカッションにおいてモデレーターを務めた。本稿は、その基調講演資料である
「資本市場/ 金融市場テクノロジーの最新情報、ユーザー事例およびビジネス主導型のITアプローチ」
基調講演アジェンダ
1. 市場動向とテクノロジーのトップトレンド
- キャピタルマーケッツの今 :(複合的なテクノロジーを)持つものと持たざるものの攻防
- キャピタルマーケッツの5つのテクノロジートレンドと10の優先課題
2. 日本市場への3つの示唆
- IT投資の目的観:「組織運営」のためのテクノロジーと「組織革新」のためのテクノロジーの分割比率は?
- IT投資の優先事項:主要テクノロジートレンドのうち貴社が最も重視するのは?
- ドミノ効果―デジタル資産の導入へ:見えない大陸への準備は?
「キャピタルマーケッツにおけるオペレーショナル・アルファへの取り組み:変化への対応力とコスト効率を両立する」
基調講演アジェンダ
1. 何故今、変化への対応力とコスト効率が重要か?
- 経済性と効率性を追求するバイサイドの今
- 資本市場のオペレーション効率を実現するクラウドを待望
- ハイブリッドなフロント・ツー・バックのテクノロジー、マネージドサービス、アウトソーシング
2. オペレーショナル・アルファへの取り組みと戦略:エンド・ツー・エンドで運用環境を見直す
- オペレーション効率とアルファ創出能力を支える戦略的なテクノロジーアプローチ
- APIによるプロセス統合とデータ・イネーブルメント・レイヤーの構築
- コストとオペレーション効率の改善のためのロードマップを作成する
「クラウドへの移行:レガシーシステムの何を継続すべきか?」
基調講演アジェンダ
1. 雲の彼方のテクノロジーへの期待
- クラウドコンピューティングの3つの「アズ・ア・サービス」モデル
- 金融機関におけるクラウドテクノロジー導入の実際:ハイブリッドアプローチ
- クラウドへの移行に関して考慮すべき7つのキーポイント
- 金融機関とクラウドプロバイダーの管理責任の分担
2. クラウド都市伝説
- パブリッククラウドはオンプレミスより低コスト?
- クラウドはオンプレミスより 安全性が低い?
- 誰かが「フェイルファースト」を経験したあとで追随すべき?
- 有力なクラウドプロバイダーを見極めるまで導入は見送るべき?
- クラウドのユースケースは ビッグデータに限られる?
- クラウドのための社員教育やスキルアップはコスト負担が大きすぎ?
- クラウドを活用するためにはオープンソースツールが不可欠?
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