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女性オーナー企業が銀行のターゲットに

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2004/07/16

Abstract


セレントの予測では、女性が事業主となっている米国企業の数は2007年に1,220万社に達し、男性が所有する企業数を上回るとみられます。

セレントの最新レポート「女性オーナー企業が銀行のターゲットに」は、米国における女性所有企業増加の実態を調査し、現在進行中もしくは今後予想される市場の変化が金融機関にどのようなビジネスチャンスをもたらすかについて検証しています。レポートでは、ナショナル・シティ、ウェルス・ファーゴ、シティバンクの3行が進めるプロジェクトを銀行の典型的な取り組みとして取り上げ、女性オーナー企業という未開拓市場におけるシェア拡大と資本増強による主導権の獲得を目指す各行の戦略を分析しています。また、プロジェクトの立ち上げにあたって銀行が考慮すべき要因のチェックリストも掲載しています。

「増収・増益を図るために中小企業向けビジネスの強化に乗り出す銀行が増えており、中でも急増する女性オーナー企業に注目する傾向が強まっています。 米国では女性が所有する企業の数が男性の所有する企業の数を上回るペースで増加しているだけでなく、女性が管理する資産総額が14兆ドル(約1,550兆円)に達しており、 今後10年間でさらにほぼ倍増する見通しとなっています」とセレントのホールセールバンキング担当アナリストで上記レポートの著者であるクリスティン・バリーは述べています。

女性が企業内での地位を上げ、起業能力を発揮し、財務上の決定権を拡大するにつれ、金融機関が女性を巡るビジネスチャンスに着目する動きが広がっています。女性達がさらに資産を増やし、ビジネス上の資金調達を必要とし、投資アドバイスを求めるようになる中、銀行側はこうした女性顧客に複合的なサービスを提供することで彼女達のロイヤルティを勝ち取ることができるでしょう。これに成功すれば、企業向け貸付の大幅な拡大が見込まれるだけでなく、個人向け金融商品やその他のビジネスとのクロス・セリングの可能性も広がると考えられます。

このような流れは今まさに加速する勢いを見せています。セレントでは、現時点で女性経営企業をターゲットとするプロジェクトを進めている米銀は20行弱と把握しています。しかし、今後3年間に少なくとも35~40行が同様のプロジェクトを立ち上げると予想します。そして、大部分の銀行がこの市場の重要性に気づき、女性独自のニーズと志向に対応する取り組みを開始する頃には、先行するごく一部の銀行はすでに顧客基盤固めを終えているでしょう。

注)米ドルから日本円への換算ルートは、2004年6月30日の仲値(東京三菱銀行公表による)を参照