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保険の計算業務におけるクラウド導入効果:先駆者からの教訓【抄訳版】

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2015/08/19

Abstract

(このレポートは2015年8月19日に" The Case for Performing Resource-Intensive Calculations in the Cloud: Learning from Early Adopters" というタイトルで英文で発表されましたが、抄訳版を2015年11月26日に発行しました。)

※ダウンロード: レポート(日本語)=抄訳版PDF、(英語)=原文レポートPDF

保険の中核業務におけるクラウドの採用はいまだあまり進んでいません。保険会社の多くは、クラウドの導入に向けた本格的な取り組みには着手しておらず、特に中核業務や顧客データに関しては二の足を踏んでいるのが現状です。それでも、中核業務の中にも保険会社がクラウドの導入をより積極的に検討している分野があります。しかも、それは人事のような補助的なサポート業務ではなく、保険計理やリスクのモデル化など資源集約的な計算業務です。

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 現在クラウドベースの計算はどの程度普及しているか?

2

喧伝されている以上のビジネスチャンスはあるか?
3 教訓とすべき点は何か?


本レポートは、他に先駆けてクラウドを導入した保険会社がリスクのモデル化、価格設定、保険計理のモデル化などの業務でクラウドをどのように利用し始めているか紹介しています。レポートで取り上げたのは以下の分野です。

  • 実装モデル:オンサイトまたはオフサイト、開発用または実稼働用、バースティング用または日常業務用のいずれも含む
  • ビジネスケースと実際の成果:公式および非公式の指標を含む
  • セキュリティ面の影響:実際の影響と見かけ上の影響
  • 新たに必要となる機能と他のチャネルに移行される既存の機能
  • 導入アプローチ
  • ステークホルダーの関与


セレントは、欧州および北米でいち早くクラウドを導入している保険会社を対象に定性調査を行いました。
資源集約的な保険計理やリスクのモデル化といった計算業務をクラウドに移行することを検討している保険会社が、それが財務および実務に及ぼす影響をより深く理解するための情報を提供し、既に導入を済ませた保険会社の経験を参考にできるよう紹介しています。

「保険業界では、中核業務にクラウドを採用する動きはいまだ初期段階といえるでしょう。保険会社の多くは、クラウドの導入に向けた本格的な取り組みには着手しておらず、特に中核業務や顧客データに関しては二の足を踏んでいます。それでも一部の保険会社は、比較的クラウドを導入しやすい業務として保険計理やリスクのモデル化を挙げています。他に先駆けて導入に踏み切った保険会社は成果を上げ始めており、導入の手ごたえが強まるにつれ、一段の利用拡大に向けた社内の議論も盛り上がりつつあります」とセレント保険プラクティスのシニアバイスプレジデントでレポートを執筆したジェイミー・マクレガーは述べています。

保険計理やリスクモデル化業務にいち早くクラウドを導入した保険会社の経験は、後続の保険会社にとって導入のハードルを下げるためのヒントとなるでしょう。また、ビジネスおよびIT部門の能力を大幅に向上させるチャンスとなり、これまでIT以外の部門に管理を任せてきた保険会社にとっては管理強化につながるとみられます。最後に、今回の調査に参加した先駆者と呼べる5社の経験は、リスク管理とクラウドを受け入れるカルチャーなどの環境さえ整っていればクラウド導入の効果は非常に大きいことを示しています。

本レポートはマイクロソフト社からの委託を受け、セレントが企画・実行した調査の結果をまとめたものですが、レポート中の分析結果と結論はセレントが独自にまとめたもので、マイクロソフト社はその内容について一切の編集権を有していません。