中南米の保険仲介業者

セレントは保険仲介業者を対象に調査を実施し、テクノロジーの使用、デジタルトランスフォーメーション（DX）、および保険仲介業者の行動に関連する経営上の課題について質問した。この調査は2022年7月から8月にかけて実施された。その結果、セレントは約15カ国、700の保険仲介業者からインサイトを収集することができた。

企業特性：

理想的な世界では、プロデューサーは、引受、顧客とのコミュニケーション、保険会社とのキャンペーンの調整、正当なニーズに合った適切な補償の提供といったプロセスを、すべてタブレットやスマートフォンでシームレスにこなすことができるだろう。しかし、保険仲介業者の世界では、DXの達成はまだ目標でしかなく、現実には、保険仲介業者（特に独立系代理店）は、DXの進め方、戦略、優先事項の策定に取り組んでいる段階である。新しいツールの導入に成功した事業者はごく少数であり、そうした事業者でさえDX戦略に必ずしも対応しているわけではない。

DXの目標は、顧客の周辺に関係当事者とツールのエコシステムを構築し、ワークフローのあらゆる段階で事業プロセス全体の自動化を可能にすることだが、顧客の行動、新しいテクノロジー、資金源、優先順位は常に変化し続けているため、DXプロジェクトの対象範囲も途中で変わることがある。