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ブロックチェーンと分散型帳簿: 認可制か否かは大きな違い

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2015/10/22

Abstract


ブロックチェーンおよび分散型帳簿システムを構成要素に分解し解説、その上で、資本市場で標的となっている問題をモジュール方式アプローチで特定し、その解決には何が必要かを明らかにします。

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 ブロックチェーンテクノロジーの登場から、どのような教訓が得られたか?

2

このテクノロジーの可能性をモジュール方式アプローチで考察すると?
3

資本市場の真のディスラプションにつながる道筋とは?


主な構成要素
ブロックチェーンと分散型帳簿の主な構成要素にはいくつか違いが見られます。本レポートでは、そのうち3つを取り上げ、これらのテクノロジーを資本市場に導入する際の影響を分析しています。

認可制か否か
この分野で誕生しつつあるテクノロジーを定義し、その破壊的な可能性について再考しようとする企業に新たな視点からの分析を提供します。

スタートアップ企業を評価するフレームワーク
顧客との定期的な対話を通じて、相次いで誕生するスタートアップ企業を評価する枠組みの必要性を感じます。そこで、スタートアップ企業の評価基準項目の概要を示しました。こうした企業の中には、フィンテックの領域内でビジネスモデルを再三転換するところも出てくるでしょう。このテクノロジーの真の可能性が明らかになり始めたところであり、今後もこのトレンドは続くでしょう。

イノベーションへの道筋
最後に、金融資産と対価の動きを分散型帳簿に移行する際のカギとなる3つの事項を示します。まず市場にディスラプションが起き、そして、法定通貨を分散型帳簿で管理されるようになれば、テクノロジーの普及が加速し、その可能性も変化すると考えられます。

「ブロックチェーンテクノロジーへの初期の投資においては、ブロックチェーンの誕生をうけて、それを資本市場で活用することに焦点があり、資本市場の問題を特定し、そのソリューションを構築するという流れではありませんでした」とセレント証券プラクティスのシニアアナリストでレポートを執筆したジョン・ドワイヤーは述べています。