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中国における銀行システムベンダー:国内プレーヤーの動向

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2011/09/22

Abstract


2010年に中国の銀行の預かり資産総額は14兆ドル(約1074兆円)、IT投資総額は110億ドル(約8440億円)にそれぞれ達しました。国内ベンダーは多くの分野で圧倒的なシェアを確保していますが、クレジットカードやウェルスマネジメントの分野では外資系ベンダーが優位に立っています。

セレントの最新レポート「中国における銀行システムベンダー:国内プレーヤーの動向」は、各ベンダーの製品の特性、顧客層、戦略を比較しています。

中国における銀行向けシステムの国内大手ベンダーはDigital China、Longtop、Yucheng Technologies、Sunline、Hundsun Technologiesなどです。また、TCS、Temenos、SAPといった多数の外資系ベンダーも同市場で活発に事業を展開しています。 現在、上位10社の市場シェアを合わせても50%にとどまっており、市場の細分化が進んでいます。しかし、国内上場ベンダーの一部は、買収を通じて急速にシェアを伸ばしつつあります。システムインテグレーターでは、IBM、アクセンチュア、HP、Digital China、Global Infotech、Hi Sun Technologyなどが優位に立っています。

勘定系システムを手がける外資系ベンダーの一部は中国である程度成功を収めていますが、苦戦も強いられています。一方、クレジットカードシステムの市場には外資系ベンダーの参入が相次ぎ、既に飽和状態にあります。中国勢は、キャッシュマネジメント、ウェルスマネジメント、リスクマネジメントといった分野はあまり得意としていないため、外資系にとって大きな成長余地があります。

「中国の銀行向けシステム市場で最優先に開拓すべき顧客層は、合弁銀行や都市銀行といえるでしょう。外資系ベンダーは、販売および実装を担う最適なパートナーと組むことが重要です。その有力候補としてDigital China、IBM、HP、アクセンチュア、Global InfoTech、Hi Sun Technologyなどが挙げられます」と、アジア金融サービス・グループのアナリストでレポートを執筆したフア・ジャンは述べています。