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韓国金融業界におけるクラウド本格導入への道のり:障壁と推進要因

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2012/04/02

Abstract

(このレポートの英文版を"Cloud Computing in South Korea’s Financial Industry: Obstacles and Opportunity "というタイトルで2012年4月2日に発表しました。)

近年、韓国の金融業界内では他国のクラウドコンピューティング導入状況に比べて後れをとっていましたが関心が一気に高まっており、市場規模も拡大し続けています。

セ レントの最新レポート「韓国金融業界におけるクラウド本格導入への道のり:障壁と推進要因」では、韓国国内の金融機関におけるクラウドコンピューティング 導入の現状について分析しています。クラウドコンピューティング導入に慎重な姿勢を維持してきた韓国の金融業界でしたが、以下のような要因から、昨今デス クトップの仮想化(VDI)の導入が活発になってきています。

• セキュリティの強化
• IT管理の効率性向上
• 長期的なコスト削減

「VDI 以外のクラウドコンピューティングへの関心も持ち始めてはいるものの、その他のクラウド導入には未だ慎重かつ消極的なのが現状です。韓国の金融機関でクラ ウドコンピューティングの導入がさらに活性化されるには、乗り越えなければならない課題がいまだ山積みです。金融機関、ベンダー、そして規制当局の3者間 の協議・取り組みが重要になってくるでしょう。」とセレントのアジア金融サービスグループのアナリストで、本レポートの執筆者である孔慶順は述べています。

本レポートでは、韓国国内でのクラウドコンピューティングの普及状況、解決すべき問題点とともに、今後、クラウド導入が韓国の金融業界で拡大するための推進要因を分析・提案しています。