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流動的なFX界におけるテクノロジー

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2010/10/08

Abstract


外国為替はもっとも急速に取引が拡大している資産クラスの1つで、1日当たりの平均売買高は4兆ドルに達しています。スポット取引がここ3年間に48%増加し、アジア市場の拡大を背景にFXマーケットには大きなビジネスチャンスが広がっています。

セレントの最新レポート「流動的なFX界におけるテクノロジー」は、市場参加者が特に注目している分野を明らかにしています。主な内容は以下の通りです。

  • スポット取引が成長の主な原動力となっているのに対し、スワップ取引は伸びが停滞し、オプション取引は減少する傾向にあります。
  • ロンドン市場ではディーラー・プラットフォームが伸び悩む一方、東京をはじめ香港やシンガポールを含むアジア市場では電子取引の大幅な拡大が見込まれます。
  • シングルディーラー型プラットフォームはここ数年にわたり、処理機能の拡充、フロントエンド向けシステムの改善、アクティブ投資家向けの多様なツール(アルゴリズムや集計機能など)の提供など自己改革を進めてきました。それによって成長を遂げ、マルチディーラー型プラットフォームのシェアを奪うようになっています。
  • マルチプライム・モデルの普及に伴い、FX取引におけるプライムブローカレッジが拡大しつつあります。さらなる成長に向けたカギを握るのは、?システム機能?顧客サービス?専門ノウハウの3点です。プロセスの効率化、オプション取引のSTP化の推進、取引処理の拡張性の向上などが成長の原動力となるでしょう。
  • 注文執行の分野では、アルゴリズム取引が急速に拡大しています。アクティブトレーダーのうちFXアルゴリズム取引を利用している人の割合は2008〜2009年には3分の1程度でしたが、2010年は約50%に増えています。利用者の使い勝手が向上し、2011年も同様の伸びが続くとみられます。従って、アルゴリズム取引向けソリューションのベンダーにとってはビジネスチャンスが広がるでしょう。今後アルゴリズム取引がさらに進化すれば、システムの開発委託やIDE方式によるトレーダーシステムのカスタム化などが進むでしょう。

出典:セレントの分析、業界データ

「フロントエンドへの投資は拡大傾向にあります。主流となっているのはJavaからRIAへの移行で、大手プレーヤーはいずれも多様なRIAのアプリケーションの中から1つを選んで採用しています。 HTML 5.0の普及に伴い、プラットフォームを利用する顧客のニーズに合ったシステムを開発することが顧客経験を向上させるでしょう」と、セレントのシニアバイスプレジデントでレポートの共同執筆者であるアクセル・ピエロンは述べています。

「アルゴリズム取引の執行機能とカスタマイズ能力の改善は、ビジネスチャンスの拡大につながっています。また、ブラックボックス・モデルからの脱却が進んでいます。アルゴリズム取引システムをトレーダーごとにカスタム化するためにはIDE方式のシステム開発が不可欠であり、完全なシステム統合によりトレーダーの使い勝手はさらに向上するでしょう」と、アナリストで共同執筆者のスリークリシュナ・サンカーは述べています。

このレポートは24図と1表を含む46ページで構成されています。