銀行のカルチャーと行動について、長年、経営幹部、メディア、投資家、規制当局が注目しているというのに、ほとんど進展がありません。カルチャーというものは意識もしていないような信念、考え方、常識、不文律、目には見えない行動などで出来上がっているものなので、計測したり、観察したりすることが難しいものです。しかし、正しいアプローチを取れば、カルチャーも効率的に管理できるのです。
このレポートでは、金融サービス、その他の業界の組織との広範囲におよぶ協働によって得た知見を明らかにします。「企業カルチャーとリスクカルチャーの違いは?」「カルチャーは行動にどう影響するか?」「カルチャーを計測したり管理することは可能か?それには誰が適任か?」といった疑問に答えながら、カルチャーを管理する積極的で実際的なアプローチを紹介します。