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電子証券取引ネットワークにおける注文 執行の質を検証

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2004/02/13

Abstract


セレント・コミュニケーションズの調査によると、電子証券取引ネットワーク(ECN)では、ナスダック市場取引高の10%、アメリカン証券取引所およびニューヨーク証券取引所の各取引高の20%に相当する取引のシェアを有していますがそこでは、より有利な約定価格を提供していることがわかりました。


主要な証券取引市場は、証券取引委員会(SEC)規則11条Ac1-5に基づき注文執行データを公式ウェブサイト上で公表することが義務付けられており、これによって市場ごとの執行内容の質を比較することが可能になっています。セレントは、各主要市場が公表する注文執行の質に関するデータを詳しく分析し、その結果を9つのレポートに分けて順次報告していく予定です。

第1弾のレポート「電子証券取引ネットワークにおける注文執行の質」では、6つのECN(アテイン、ブリュット、インスティネット、アイランド、ネクストレード、トレードブック)を取り上げ、①約定の確率、②執行速度、③約定価格、④スプレッドについて比較しています。ECNによる約定は、一般的に執行速度は速いが約定価格はやや見劣りするという認識でしたが、今回の調査では異なる結果が得られました。

約定価格が予想以上に良かったこと以外に、今回の調査結果からは次のような点も明らかになっています。

まず、ECNにおける執行速度は期待されているほど速くないということが判明しました。売買注文を受けてから約定までに3~5分かかっている例も見受けられます。執行速度はECNによって差があるものの、上場証券市場の中で平均執行速度が最も遅いもののひとつがブリュットであることがわかりました。

また、ECN全般に約定の確率が低いという結果が得られました。「今回の一連のレポートで取り上げた全ての市場参加者(ECN、スペシャリスト、マーケット・メーカー、法人および個人顧客向け証券会社など)の売買注文の平均約定率は83%となっています。これに対し、ECNの平均約定率はわずか39%にとどまっています。」

本レポートの著者であるジョディ・バーンズは次のように述べています。「このレポートは、ECNの注文執行の質に関する固定観念を打ち砕くものといえるでしょう。スペシャリストやマーケット・メーカーを介さなくても電子証券取引では有利な価格を提供することが可能です。しかし、取引が即時に約定される保証はありません。実際のところ、売買注文から約定までに3分以上かかった例もみられますが、これは今日の市場では考えられないほど遅いスピードです。」

「ただし、このような注文執行の質に関するデータは、ある特定の市場における注文執行の質を反映した結果というより、むしろその市場に集まる売買注文の特徴を示すものだといえるのかもしれません」とバーンズは指摘しています。

一連のレポートでは、全国規模で展開するスペシャリスト、地方のスペシャリスト、証券取引所、法人顧客向け証券会社、個人顧客向け証券会社、ホールセラー、総合証券会社(全国規模および地場)の注文執行の質についても検証しています。

第1弾レポートは45の表と12のグラフを含む81ページで構成されています。