保険会社によるビッグデータの活用はどこまで進んでいるか【抄訳版】

（英文レポート"Bigger Data: A Look at How Far Insurers Have Moved to Take Advantage of Opportunities "の重要部分を抽出し翻訳しました。）

セレントは、保険業界におけるビッグデータ利用の進捗状況について調査しました。

セレントは2013年発行のレポート「保険業界におけるビッグデータ：認識と誤解」で、ビッグデータ関連投資をめぐる業界の意欲と現状を明らかにしました。今回のレポートでは業界の取り組みの進捗状況を把握するため、ビッグデータの導入モデルに再度焦点を当てています。

「博士号などの学位のほか、マシンラーニングや予測分析技術などの高度なツールに精通する人材を保険会社が採用するケースが増えています」とセレント保険プラクティスのシニアアナリストでレポートの共著者であるニコラス・ミシェロッドは述べています。

「最も大きな変化は、データの価値やメリットに対する認識が変わったことです。我々が耳にする具体的な事例もそうであるように、小規模なデータプロジェクトでも価値が提示され、より多くの情報収集に向けた意欲の高まりがみられるようになっています」とシニアアナリストでレポートを共同執筆したクレイグ・ビーティーは指摘しています。

本レポートは、保険会社のビッグデータ関連投資への意欲と現状について2015年に実施した調査の結果をまとめたもので、2013年に行った同様の調査結果と比較しています。
図：貴社で現在データを取り扱っているチームは、以下のどれに該当しますか（複数回答可、調査対象は2013年が218社、2015年が281社）。

本レポートは15図と4表を含みます。