革新的なFinancial Inclusion(金融包摂)に挑むフィリピン

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23 May 2018
Eiichiro Yanagawa

第19回 アジア・バンカシュランス会議を振り返り

フィリピンの保険業界

フィリピンは7,000を超える島々に、1億を超える人口を擁し、マニラ首都圏人口は1,300万に迫る。過去5年間の経済成長率は6%を超える。経済成長の牽引役はサービス産業。コールセンター等のBPO(Business Process Outsourcing)が躍進し、全就業人口の約6割が従事する。1人当たりGDP は3,000ドルに近づき、ASEAN10か国の中ではインドネシアに次いで第6位。両国は様々な観点から、現代ASEANの成長を写す鏡と言える。

人口増加と経済成長は、保険業界の成長を促す。過去5年間のCAGRは+14%。この驚異的な成長は、金融機関とテクノロジーベンダーに多様な機会をもたらした。今後、市場の寡占化(現在、上位10社の市場シェアは6割程度)と代替チャネルの普及(現在、代理店41%、ブローカー38%に対して銀行チャネルは14%程度)が進展するであろう。

また、マイクロインシュアランス商品とデジタルチャネルの普及は、リテール市場拡大のドライバーとなっている。簡易な審査並びに請求プロセス、1 日あたり1~20 ペソ程度の掛け金で最大20 万ペソ程度の保障が受けられる当地の小規模保険は、2008 年に300 万人(人口対比の普及率3.3%)に過ぎなかった加入者を、わずか5年で2,000万人まで拡大させた。

マニラで開催された本カンファレンスの主題は、成長戦略である。保険と銀行業界のコラボレーション、マイクロインシュアランスの拡大、そしてテクノロジーの活用。アナリティクスやAI、RPAや自動化、FinTech やInsurTechなど、そのすべてが未成熟な社会インフラの中で驚異的な成長を遂げるフィリピン金融業界の成長戦略として議論された。

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Insight details

Sector
Content Type
Blogs
Focus
Digital, Innovation & Emerging Technology