本年次レポートでは、北米生命保険会社CIOのビジネスの優先事項、IT予算、および投資額について調査した。調査結果は以下の通り。

• CIOは2022年の投資計画を立てるにあたり、成長とデジタルの加速に焦点を当てている。パンデミックは引き続き投資計画に大きな影響を及ぼしている。
• CIO予算のうち、現行システムの維持が最も大きな割合を占めている。社内/ 社外の予算配分はほぼ同等。
• 新規事業と引受システムが引き続き投資を促進し、保険契約管理システムがそれに続く。デジタルプロセスを加速させるフロントエンド・コンポーネントもCIOのリストの上位に挙がっている。
• 生命保険会社はすでにクラウドを利用しており、2022年には多くの会社がクラウドの利用を拡大する予定である。クラウドネイティブシステムの需要が高い。
• サイバー攻撃は多くの保険会社が経験しているが、経験の有無にかかわらず、すべての保険会社がサイバーセキュリティへの投資を増やしている。