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オープンプラットフォームが切り拓く資本市場の新境地

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22 August 2021
Eiichiro Yanagawa

セレントは、「証券市場における次世代テクノロジーの動向」への対応状況を把握するため、金融機関、ITベンダーを対象にオンラインサーベイと個別インタビューを継続的に実施している。2019年秋から2021年年初に実施した「資本市場における『オープンプラットフォーム』の動向調査2019-2021」においては、50を超える金融サービスとITのプロフェッショナルが参加した。以下はその分析結果とインサイトである。

キャピタルマーケッツの地平線の彼方へ

現時点で、多くのグローバルバイサイドの主な関心はオープンプラットフォーム上で新たなソリューションを見つけることにあり、今回の調査でも回答者の90%以上がそのように答えている。多くの市場参加者は業務上の難題を解決するための革新的なソリューションを探している。

選択の基準として、プラットフォームの提供者または参加者による厳しいチェックをクリアした信頼性の高いソリューションであること、ベンダーリスク管理の観点から容易に調達できることが挙げられる。加えて既存システムとの統合容易性も挙げられた。その背景には、現時点ではオープンプラットフォームと接続するために既存システムを大幅に変更することに消極的であるか、その準備ができていない一部の金融機関の事情があると想定出来る。

一方、トランスフォーメーションの一環としてクラウドやオープンAPIを使って既に既存システムの大幅な変更を進め、外部システム(顧客、ベンダーなど)との接続容易性を志向する金融機関も多数(回答者の約半分)ある。これらのプレーヤーは、オープンプラットフォーム上で自社のセキュリティ基準に合致し、規制に準拠した有益なソリューションを見つけた場合には、速やかに社内システムのアップグレードや利用のための調整を行っている。

テクノロジーの導入で一歩先を行く一部の大手金融機関(回答者の約25%)は、既にクラウド、オープンAPI、標準、インターフェース、統合型の社内プラットフォームを採用済みである。こうした先鋭的な市場参加者は、複雑なオープンエコシステムにも対応できる体制を整えている。そして、新たなソリューションの開拓意欲が旺盛であるだけでなく、新たなソリューションの開発や、フィンテック企業または共創企業とオープンプラットフォーム上でソリューションを共同開発し外販することをその利用目的にしている。

独自の社内プラットフォームを開設し、自らがオープンプラットフォームになることを計画している先進的な市場参加者もいくつか見られる。現状は、そうしたプラットフォームを主に自社にとっての補完的な金融サービスプロバイダー向け(例えば、銀行が保険会社へなど)にだけ解放し、顧客が一カ所で総合的な金融サービスを受けられるように意図している。将来的には、こうした先進的なプラットフォームは、テクノロジーソリューションの供給者と需要者のマーケットプレイスのような存在に変わる可能性が十分に感じ取れる。

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セレントレポート最新刊「The Dawn of Open Platforms in Capital Markets

英語版には2021年調査結果に加え、市場参加者の声と新インサイトを追記。

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