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アジア太平洋地域の取引所システム:グローバルにも競争力を確保するために【抄訳版】

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2015/03/30

Abstract

(英文レポート"Exchange Technology in Asia-Pacific: Striving to Be Globally Competitive"の重要部分を抽出し翻訳しました。)

アジア太平洋地域の資本市場の中心に位置するのは、各国の取引所です。各取引所のテクノロジーの水準は、一般にその国の資本市場の発展度に左右されます。この地域の全ての取引所と市場に共通している点として、ここ数年間、域内および世界の競合相手と同等に張り合える競争力の確保を目標に、取引システムの現代化に向けて積極的に取り組んできたことが挙げられます。

KEY RESEARCH QUESTIONS
1 アジア太平洋地域の主要取引所は、テクノロジーを強化するにあたって何を目標に掲げてきたか?

2

アジアの取引所の取引システムを欧米など他の主要地域と比べた場合、どのあたりに位置するか?
3 アジア太平洋地域の取引所は今後さらにどの分野を改善していくべきか?

本レポートはアジア域内の主要取引所によるインフラ改善の取り組みに焦点を当てます。同地域では経済が急成長し、取引規模が急拡大し、これが強力なインセンティブとなって取引所の最新テクノロジーへの投資が促進されています。その目的は、世界市場における競争力と魅力を高め、維持することにあります。

取引所によって、そのテクノロジー戦略は異なっています。一部の取引所は自社システムへの投資を選択し、外部プロバイダーのシステムを導入し、先行する競合相手に追いつこうとしています。外部のシステムを選んだ取引所の中でも、システム構成はそれぞれ異なっています。ここ数年間に取引プラットフォーム、取引後処理サービス、市場監視システムを現代化した取引所は、低レイテンシーで処理能力を向上させつつ、取引前および取引後の優れたリスク管理機能を確保しています。

世界市場を主導しているのは米国であり、欧州がそのすぐ後に続いています。アジアの資本市場でも定期的にシステムをアップグレードしているため、その発展の軌道は以前よりも欧米に近づいています(図中のAPACが従来の軌道でAPAC’が新たな軌道)。この間に、ほとんど全ての取引所が最新の取引システムを採用しています。

この地域の取引所および資本市場の近年の発展を支える注目すべき要素は、域内の取引所が相互に連結し、また、世界の取引所と連携していることです。これらの取引所はゼロ・サム・ゲームに終始しあらゆる提携を避けることもできたはずですが、より大局的なアプローチをとることを選びました。クロス取引、市場データのライセンス供与、関連するその他の業務遂行を目的に複数の取引所と提携しています。

「アジアの取引所による現代化の取り組みが中小の取引プラットフォームにも広がっています。この地域では、的を射た投資を行わなければグローバル化が進む市場で競争力を維持し、生き残っていくことはできないとの共通の認識があります」とセレント証券グループのシニアアナリストでレポートを執筆したアンシュマン・ジャスワルは述べています。