REPORT
    ナスダック市場における注文執行クオリティ
    16th June 2011


    セレントは、ナスダック上場銘柄を扱うマーケットセンターを比較・評価する詳細な調査を行いました。

    今回の調査では、約20億件の注文と約2,000億に上る株式のデータを分析し、主要マーケットセンターの比較・評価を行っています。受領した注文に対する約定価格のクオリティではインスティネット、執行スピードではゴールドマン・サックスがそれぞれトップにランクされました。また、執行スピードと約定価格を考慮した総合的なパフォーマンスでは、イー・トレードが最も高く評価されました。

    約定価格執行スピード総合
    1インスティネット1ゴールドマン・サックス1イー・トレード
    2イー・トレード2ArcaEx2=Inet
    3ベア・スターンズ3Nasdaq MC2=インスティネット
    4ATD4Inet4Brut
    5UBS 証券5Direct Edge ECN5National Financial
    出所: セレント

    概して、執行スピードでは、ECN(電子証券取引ネットワーク)が最も速く、一方、マーケットメーカーがより有利な約定価格を提供するという傾向が見られました。しかしながら、大口注文に関しては、約定価格のパフォーマンスにおいてもECNがマーケットメーカーを上回っていることがわかりました。

    レポートを執筆したオクタビオ・マレンジは、「我々は過去2年間に渡ってこの調査を何度も実施してきましたが、注文執行クオリティーに関して、ある特定の数社が常に上位を占めていることは、驚くべきことです。トップ5の座は、ごく一握りの同じ顔ぶれによってほぼ独占されているのです。」

    レポートは22図と6表を含む全37ページで構成されています。