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包括的AMLアプローチ: ウォッチリストフィルタリングの考察

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2018/03/11

ますます巧妙で複雑になるマネーロンダリングの手口に対応するために、金融機関は包括的なAMLアプローチを確立し、顧客や各口座のアクティビティを社内の縦割り構造を超えて全社横断的に追跡できなければなりません。

Key research questions

  • なぜ今日、包括的なAMLコンプライアンスが求められているのか?
  • 顧客のリスクについて360°ビューを確立するためにはどうすればよいのか?
  • 包括的なAMLアプローチは、縦割りのレガシー環境でも実現できるのか?

Abstract

包括的で効果的なAMLコンプライアンスを実現するためには、顧客について360°ビューを構築しなければなりません。そして、そうしたケーパビリティを求める声は、これまでになく高まっています。

今日の金融業界は、複数の顧客や口座、複数のチャネル、そして複数の国や地域にまたがるマネーロンダリングに適した環境です。しかし、顧客や顧客同士のネットワーク、さらには口座間の関係性について網羅的に追跡できる360°ビューを構築し、包括的なAMLを実現できれば、リスクを抑制することができます。

CSIに委託いただいた本レポートでは、包括的なAMLアプローチに対するニーズを考察します。金融機関のビジネスは今や、事業モデルの面でも、商品やデリバリーチャネルにおいても、そして事業地域や国の観点でも、非常に大規模で複雑なものになりました。

また、eコマースやデジタルライフスタイルの急速な進展を受けて、取引や送金がオンラインやアプリ内で実行されるようになったことで、金融取引はこれまでとは異なる新たな世界でも実施されるようになりました。

そして同時に、規制と銀行AMLの強化をかいくぐる様に、マネーロンダリングの手法も高度化し、より巧妙で検知しづらいものになりました。

複雑さを増す今日の金融業界は、複数の顧客や口座、複数のチャネル、そして複数の国や地域にまたがるマネーロンダリングに適した環境です。そして、オンライン金融とeコマース・エコシステムの急速な拡大は、不正なマネーの横行にとって、更なる追い風となっています。

こうした逆風に立ち向かうためには、金融機関はAMLコンプライアンスに対して包括的なアプローチを用い、事業部門や商品群、または国や地域などの縦割り構造を越えて、顧客の金融行動を網羅的に把握できなければなりません。