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欧州ウェルスマネジメント・テクノロジー:フロントトゥーバックオフィスベンダー評価

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2013/10/11

Abstract


現在の困難な状況において、欧州のウェルスマネージメント会社は、効率的に顧客を俯瞰しつつ、費用を軽減し処理時間を削減することに集中してきました。その基盤となるのは、フロント、ミドル、バックオフィスを一貫するウェルスマネジメント・プラットフォームを介したデータ、チャネル、人、プロセスの統合です。

欧州ウェルスマネージメント・テクノロジー・ベンダー:フロントトゥーバックオフィスベンダー評価』は、欧州のウェルスマネージメント・ベンダーを評価する3つのレポートの第2弾です。本レポートは、欧州の主要フロントオフィス・プラットフォーム・ベンダー、すなわち、Advent Software、 Bravura Solutions、 Comarch、 FNZ、 Focus Solutions、 GBST、 Objectway Financial Software、 Polaris FT、 PROFILE Software、 SEI、 Temenos、 Third Financialを取り上げます。

欧州テクノロジー市場には、数多くのベンダーが存在します。セレントは、ベンダーを3つのカテゴリー、すなわち①フロントオフィス向けプラットフォームを手がけるベンダー、②フロントからバックオフィスまでの統合システムを手がけるベンダー③勘定系システムを手がけるベンダー、に分類し、本レポートでは、②のベンダーに焦点をあてています。

「これらのベンダーの鍵となるのはその柔軟性です。フロントとミドルあるいはバックオフィスのコンポーネントをすべて一度に置き換える企業は極めて少数で す。したがって、ベンダーは、そのプラットフォームのモジュラリティーに注力し、長期戦で臨む必要があります。時間をかけて自社プラットフォームの効率性 をデモンストレーションし続けることで、ウェルスマネジメント会社は徐々にモジュールを付加し、最終的にはプラットフォーム全体を活用するようになるでしょう。ここでの柔軟性とは、一任/裁量の投資サービスを自由に切り替え、規制要件の異なる様々な市場で導入できる機能を持つことを意味します」とセレン ト証券グループのアナリスト、アレキサンダー・カマルゴは述べています。

本レポートは、各ベンダーの詳しい特徴を取り上げ、それぞれの強みと弱み を特定しています。また各ソリューションの特性と機能を評価し、さまざまな機能に基づいてベンダーを比較しています。セレントのABCDベンダービューを 使って、①テクノロジーの先進性②機能の幅③顧客基盤④顧客サービスとソリューションの拡充度―の4つの要素ごとに各ベンダーの市場ポジションを比較し、 図表化しています。そして最後に、今後の市場見通しについて考察しています。

姉妹編として既刊の「欧州ウェルスマネジメントテクノロジー:フロントオフィス向けベンダー評価」また、今後「欧州ウェルスマネジメントテクノロジー:勘定系ベンダー評価」を予定しています。