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2012年 損害保険契約管理システムの導入動向:アジア太平洋地域

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2012/07/12

Abstract


アジア太平洋地域の保険会社向けシステムの新規成約件数は2014年まではほぼ横ばいで推移し、その後全域で増加に転じると予想されます。

セレントは昨年、北米、欧州、アジア太平洋の地域ごとに損害保険および生命/年金保険の契約管理システムを手がけるベンダーの最新動向に関するレポートを発行しました。その際に収集したデータからは、各地域の保険契約管理システム市場の規模や動向が明らかになりました。最新レポート「2012年 損害保険契約管理システムの導入動向:アジア太平洋地域」は、その内容をまとめたものです。

アジア太平洋地域では2009年以降、損害保険契約管理システムの新規成約件数は減少傾向にあります。セレントの予測では、新規成約件数は2014年までほぼ横ばいで推移し、保険会社は既存の導入計画の遂行に注力するとみられます。現在保険会社は、販売促進用のモバイルアプリケーションをはじめとするフロントエンド・システムに投資を集中させています。ただ、アジア太平洋の全域でコアシステムの更新に向けた動きは活発化しています。保険会社は革新的な商品投入の迅速化、業務効率の向上、サービスコストの低減、既存ノウハウへの依存からの脱却を迫られており、2014年以降はこの地域全域で新規契約件数が増加に転じると予想されます。

「ベンダーソリューションは、導入先の国の数やどの地域に集中しているかによって大きく異なります。アジア太平洋地域は市場の寡占度が高く、少数のベンダーが圧倒的な優位に立っています。この地域に進出しているベンダーのうち、上位3社の市場シェアは計62%に達しています」と、アジア金融サービスグループのシニアアナリストでレポートを執筆したウェンリ・ユアンは述べています。

保険契約管理システムを開発するにあたっては、地域ごとにカスタムメイドのシステムを構築する方法から、最新のパッケージシステムを利用する方法へとシフトしつつあります。アジア太平洋地域では、様々な分野で新規契約獲得のチャンスが広がっています。新興の保険会社をはじめ、新規事業の開拓、新たな販売チャネルの利用、レガシーシステムの更新、単一ベンダーによる最新ソリューションへの移行、合併後のインフラ統合、事業拡大に伴うレガシーシステムの更新などを計画している保険会社や、グループ内の資源の合理化を目指すグローバル保険会社などが挙げられます。

レポートでは、アジア太平洋地域の市場規模と顧客の導入状況、各ベンダーの市場における位置付けについても明らかにしています。