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2012年 生命・年金保険契約管理システムの導入動向:アジア太平洋地域

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2012/05/31

Abstract


アジア太平洋地域の保険会社向けシステムの新規成約件数は、2014年まではほぼ横ばいで推移し、その後全域で増加に転じると予想されます。

昨年、セレントでは北米、欧州、アジア太平洋の地域ごとに、損害保険および生命/年金保険の契約管理システムを手掛けるベンダーの最新動向に関するレポートを発行しました。その際に収集したデータを分析した結果明らかになった、この地域のトレンドを最新レポート「2012年 生命・年金保険契約管理システムの導入動向:アジア太平洋地域」にまとめました。

アジア太平洋地域では2009年以降、生命・年金保険契約管理システムを新規導入する動きは後退しつつあります。セレントの予想では、同地域における保険契約管理システムの新規成約件数は2014年まではほぼ横ばいで推移し、保険会社は既存の導入計画を遂行するにとどまるとみられます。現在保険会社は販売促進のためのモバイルアプリケーションなどのフロントエンド・システムへの投資に集中していますが、域内全域でコアシステムの更新に向けた動きは活発化しつつあると思われます。保険会社は革新的な商品の投入のスピードアップ、業務効率の改善、サービスコストの低減、既存ノウハウへの依存度の低下を迫られており、したがって、2014年以降はこの地域全体でシステム導入件数が増加に転じると予想されます。

「ベンダーソリューションは、導入先国数やどの地域に重点を置いているかによって大きく異なります。アジア太平洋地域は寡占度が高く、少数のベンダーが圧倒的な優位に立っています。この地域に進出しているベンダーのうち、上位3社の市場シェアは計61%に達しています。これら3社は新規契約獲得においても強さを発揮し、市場シェアをさらに拡大しています」と、アジア金融サービスグループのシニアアナリストでレポートを執筆したウェンリ・ユアンは述べています。

保険契約管理システムをめぐっては、カスタムメイドのシステムを地域ごとに開発するのではなく、最新のパッケージシステムを導入する方法が主流になりつつあります。アジア太平洋地域では、新規契約獲得のチャンスは様々な分野に広がっています。例えば、新興の保険会社をはじめ、新商品の開拓、新たな販売チャネルの活用、レガシーシステムの更新、単一ベンダー製最新ソリューションへの移行、合併後のインフラ統合、事業拡大に伴うレガシーシステムの更新などを計画している保険会社、あるいはグループ内の資源の合理化を目指すグローバル保険会社などが考えられます。

レポートでは、アジア太平洋地域の市場規模と顧客のシステム導入状況、各ベンダーのアジア市場における位置付けも明らかにしています。